あれもしたい、これもしたい、好奇心旺盛な爺、いつまでたっても変わらない!

あらかると

爺は81年という年月を笑ったり、泣いたり、怒ったりしながら生きながらえてきた。
75歳を過ぎるころから、身体のあっちこっちが悲鳴を上げ、立ち上がるのも何かにつかまらないと立てぬようになって、ときどき歩けなくなった夢を見るようになった。
学生時代は挫折の連続だったり、会社員になってからは妙な正義感で満足したり、企業買収で冷や飯を食ったり、散々な人生だった。
そんな爺を愚痴一つこぼさず、支えてきた家内に感謝である。認知症と思しき症状が出始めて、言争うこともあるが暖かく見守っていきたいと思っている。
96歳で他界した、おふくろに、「過去を振り返らず、前向きに生きろ!」と言ってきたが、今になって、自分の言ったことを自分が守れないのに気が付いた次第である。
あれもしたい、これもしたいと考えるのだが、ままならぬ日々を過ごしている。
生きがいを探そうと日々賞味期限切れの身体を鞭打ち動き回っている。